レッスンの前に童謡や唱歌など短い歌を歌います。
今月の歌は「赤とんぼ」です。
♪夕やけ こやけの あかとんぼ
おわれて みたのは いつの日か♪
「おわれて」とは「おんぶされて」という意味です。
夕やけの赤。
あかとんぼの赤。
お母さんにおんぶされて見たことがあるこの光景。懐かしい気持ちです。
詩があってそれにメロディをつけているので、言葉の抑揚と音の動きが自然です。
ただし一箇所、「あかとんぼ」と歌う「あか」のところ、音が下がっています。
「あかとんぼ」と言うときの「あか」は抑揚は上がりますが、色の「あか」と言うときは抑揚は下がります。
山田耕筰はどうも「あか」という言葉に合わせたようです。
三木露風(詩)& 山田耕筰(曲)の名コンビの歌です。
今日は、私がレッスンをみていただく日でした。
来年春の発表会で弾きたいと思っている曲がありますが、まだレッスンしていただくほど弾けていませんので、今回は、ピティナステップに参加される生徒さんの曲や、来月のギロ友定例会の課題曲をみていただきました。
1時間びっちり、実り多き時間でした。
弾き方や曲想の色々なアイデアを出してくださり、どんどん変わっていくのが楽しかったです。
楽譜どおりに弾いただけでは、『音楽』ではなく、ただの音の羅列です。
『音楽』にするための作業が楽しいのです。
私は先生ではありますが、まだまだ勉強している身でもあります。
引き出しをたくさん作り、その中に勉強したことを1つ1つしまい、必要な時にサッと取り出すことができるようにしたいです。
常に学び続け、前進し続ける指導者でありたいです。
お教室が夏休みに入る前に、生徒さんたちがそれぞれ決めた数曲を『夏休み課題曲』とし、練習してもらいました。
それを9月はじめのレッスンでテストをしてきました。
今日最後のお一人のテストをすれば終わります。
『テスト』という緊張感の中で弾いてもらうことが目的です。
練習を頑張った生徒さんはみなさん合格します。
おサボりしてしまった生徒さんは‥‥うーん、残念!これから頑張りましょうね。
合格者には、賞状をお渡しします。

「最近ピアノが楽しいようです」とお母さまからの嬉しいコメントいただきました♪
レッスンノートには、《おうちから》という欄があります。
お子さんに向けて、
「頑張ってるね」
など、エールの言葉を書いてくださるのも、のちのち記録として残りますし、お勧めしています。
私にご連絡がある時も、この欄を使って書いていただいています。
◯◯◯ちゃんのノートを見ましたら、この欄に
「最近ピアノが楽しいようです。練習頑張っています。」
と書かれていました。
なんて嬉しいことでしょう。
確かに最近、レッスンでの◯◯◯ちゃん、ヤル気満々です♡
この気持ちを大切に、楽しく丁寧に進めていこうと思います。
さて、◯◯◯ちゃんと逆で、
「ウチの子最近楽しそうじゃないわ」
あるいは、
「なんだかヤル気がないのよね」
これを読んでくださってる方の中には、そうお感じの方がいらっしゃるかもしれませんね。
大人でも、もりもりヤル気がわいてくる時と、気分の乗らない時ってありますよね。
小さなお子さんなら、なおさらヤル気にムラがあるのは当たり前です。
中学生の生徒さんを見ていると、継続の素晴らしさを感じます。
音符もスラスラ読めますし、指も動きますし、表現力もついてきましたし、理論的なことも理解できます。
続けてきたからこそ身に付けたものがたくさんあるのです。
技術は、一朝一夕では身につくものではありません。
どうぞ長い目で見てください。
ヤル気がある時もない時も、いつでもお子さんを応援してあげてほしいです。